- 目次 -
≪ ビーマニ生活 壱式 ≫
壱式_表紙 ★その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 番外編
PDF ←右クリックで対象をファイルに保存で、pdf版をダウンロードできます

≪ ビーマニ生活 弐式 ≫
弐式_表紙 ★第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話

第9話 第10話 第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 最終話



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     ビーマニ生活・
      -その1-

壱式_表紙

最近は学校が終わるとビートマニアを叩きに学校から少し離れたゲーセンまで行く。
すぐ近くに行かない訳は、まだビーマニを始めたばかりでなんとなく恥ずかしい感じが抜けないからだ。
だから、このゲーセンまで来てしまう。
おかげで隣の学校の奴と並ぶこともザラだった。
アウェイの空気っていうのは、こんな感じなのだろう。

元々やっていたわけじゃなかった。
始めたのはほんの三週間前、毎日つまらないと連発するのを見た友人のナオキが俺を誘ったのだ。
ビートマニアという名前は知っていたが、別段興味はなかった。
でも俺の周りでは結構流行っていた。

俺はビーマニに向いているらしく、六段までは意外とすぐ取れて「何だ、こんな感じかぁ、十段とかすぐかもな」とか思いながら楽しんでいた。
友達から「ハードをするとグッと上がるぜ、緊張感が違う」と聞いてから、しばらく段位は置いてハードをしていた。

ハードをつけるのは、それでも勇気がいったので一曲目は安心して遊べる☆6か☆7あたりを選んだ。
1つのミスで10%も減るから、たまに「えっ、どこで?」というときもあった。
始めはストレスがかかるから嫌だったけど、すぐに病みつきになった。
ただ白く点灯するだけなのに、勲一等を与えられたような誇らしさを与えてくれた。

でも、最後の曲はハードクリアする使命に縛られていた自分を解き放つため、いつも好きな難しい曲をやっていた。
俺は重い曲とかピアノが好きなので、Dirty of Loudnessとか蠍とかする。
それにしてもDirtyの全押しはえげつない。
この間、友達のヨシタカに「Dirtyのラストのバババババッバッバッ、ボガーン」はすげえな、と話したら
「巨神兵?」
と言われた。俺が「ムスカ?」と乗ったら
「ナッパ、よけろ」
と話しが終わった。

大体、昼休みはそういう話で終わるのがほとんどだった。
俺のビーマニ仲間に一風変わった奴がいる。
会話を全てドラゴンボールに翻訳する事を得意とするタカシはBe For Uに毒されていて、オリジナルコースが解禁になると4曲ともBe For U系の曲にして、ジャンルをマイベストにしていた。
俺は「ネタの間違いじゃねぇの?」ってマジで言ったら、タカシは
「今のはいたかったぞーーー」
と頭から突っ込んできた。

特にGOLDのRed ナントカって曲の「たかぁぁあくぅ~~」のところがタマらないらしい。
「テラ神ス」と言っていた。
まあ、変わった奴だ。ヨシタカが俺のとこに来て「タカシはちょっとおかしいよな」って言った。
そういうヨシタカは生粋のTERRAファンで
「Dollの時に目つけておいてよかったぁ~」
としみじみ語っていた奴だ。
ヨシタカにいきなり「テラス」と言ってみると「ガーデンズ」と返ってきた。
俺は「ハピスカ?」と尋ねたが答えはなく、学校の庭の世話をしている用務員を指差した。
俺は「視野広ス」と言うと、ヨシタカは満足気に「いい流れだった」と俺を評価した。


ある日の放課後、友人のナオキと近くのゲーセンへやって来た。
ナオキはやたらとうまい、しかもビーマニ好きには珍しくイケメンパラダイスの住人である。たまにこういう奴もいる。
ナオキは「ちょっと挑んでくる」と戦地へ赴いていった。

奴はwaxing and wandingのアナザーで苦しみながらも九段をとった。
ついに赤段の仲間入りを果たしたナオキがジャニーズのようなキレイな顔を爽やかに崩しながら「取れたな」と言った。
俺が女だったら間違いなく惚れていた。家に帰ったら蛍光色のウチワを作ろうと思った。
俺は「ユー、十段いっちゃいなよ」と促した。
ナオキは「いや、今の俺じゃあ一曲目の電人で斃れる」と答えた。
奴は意識していないようだが、俺の耳は誤魔化せない。
まさかナオキがこのアクティブな現実世界で曲名と現状をうまくかみ合わせてくるとは思わなかった。
俺は少しひるんだが、それを必死に隠して
「うそ?いけるんじゃん?」
と答えた。その言い方が明らかに動揺を表していた。

するとナオキは
「世界が違うんだよな、指があと四本くらいあったら分からないけど」
と言った。
「でも、俺始めて間もないけど六段まであんまり苦労なかったぜ。あんまり苦労しないんじゃないか?」
と正直思ったことを口にした。するとナオキは
「おっ、お前もうそこに来たかぁ。でもそこからは長いぜ」
と言った。俺はナオキの負け惜しみだと思った。
大体ジャニーズはアジア進出ばかり考え過ぎなんだ、と頭の中で考え付いたが、これを言うのは余りに焦りすぎだと自重した。
「まぁ、七段挑戦してみろよ、分かるぜ、言ってる意味が」
ナオキが言った。(つづく)
スポンサーサイト
NEXT Entry
その2
NEW Topics
第16話(最終話)
第15話
第14話
第13話
第12話
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
読んでいただいた方へ

同じビーマニプレイヤーの皆様からの、ご感想や、こんなことも自分はありましたよ~的なメールを24時間お待ちしています!
※メールアドレスの入力は必要ありませんので、お気軽にどうぞ
名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

bmlife

Author:bmlife
beatmania IIDX をこよなく愛する
1プレイヤーです。
ちなみに現在(RA)腕前は九段。
十段は遥か遠く…日々精進。
ここはbeatmania IIDXを題材にした自作の物語をUPしているサイトです。
自分の経験も入っていますが、基本的にはフィクションです。

-----------------------------
主な登場人物
  ~壱式~
・コウスケ(六段)
・ヨシタカ(七段)
・タカシ(八段)
・ナオキ(九段)
  ~弐式~
・宗太(八段)
・山岡さん(九段)
-----------------------------

壱式メンバーはみんな高校生ということで。
弐式からいろんな人が出てくる予定。。。
段位認定を巡るあれやこれやを書いていきます。

GOLDの頃の自分&友人達がモデルになっているので、時間軸がGOLD~TROOPERSになっています。
GOLDの頃の七段は
 1.rainbow rainbow
 2.Concertino in Blue
 3.smile
 4.THE SAFARI
で、八段は
 1.雪月花
 2.1st Samurai
 3.Scripted Connection⇒(H mix)
 4.gigadelic
でした。

参考図書,映画 etc:
beatmania IIDXシリーズ, KONAMI
DrumManiaシリーズ, KONAMI
pop'n musicシリーズ, KONAMI
Winning Elevenシリーズ, KONAMI
DRAGON BALL,(1)-(42) 鳥山明
DRAGON QUEST -ダイの大冒険,(1)-(37) 三条陸,稲田浩司
SLAMDUNK,(1)-(31) 井上雄彦
グラップラー刃牙,(1)-(42) 板垣恵介
ONE PIECE,(1)-+ 尾田栄一郎
天空の城ラピュタ, 宮崎駿
風の谷のナウシカ, 宮崎駿
フランダースの犬, ウィーダ
ドラゴンクエストシリーズ,ENIX
ポケットモンスター, 任天堂
ラストサムライ, トム・クルーズ他
笑点, 日テレ
水戸黄門, TBS

どうぞよろしくお願いします

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。